英国インテリアデザイン協会（以下BIID）は、ロンドンに本拠を置く、英国を代表するインテリアデザイン協会です。 所属するメンバーは約2000名。世界一厳しいといわれる入会審査を通った後も、実績とともに昇格するシステムがあり、最上位となる300名ほどの正会員の多くは、世界規模で活動しています。この正会員に現在、31名（2020年11月現在）の日本人デザイナーが登録され、BIID Japan Chapter（BIID日本支部）として活動しています。
英国のデザイン教育は、セオリーが確立した学問として世界的評価を得ています。BIID日本支部に所属するインテリアデザイナーのほとんどは、英国での業務経験ないし英国で教育を受け職業ディプロマを取得しています。そのデザインはセオリーを背景としたバランスのとれた高い完成度を誇り、かつクリエイティビティと個性を強く反映する自由な精神にあふれています。
BIID所属デザイナーの多くは個人事務所を構え、住宅や商業施設、家具やプロダクトのデザイン、小売ビジネスも手掛けます。日本国内における従来のインテリアデザイナー、インテリアコーディネーター、建築士、プロダクトデザイナー、アートディレクター、小売業を含めた総合的なビジネスモデルといえるでしょう。
プロジェクトにおいては、全体の統括役として、すべての工程でお客様との窓口となり、デザイン、施工チームの編成とディレクション、アートディレクション、スタイリングに至るまで、プロジェクト運営全般に責任を持ち、完成に導きます。
また、執筆、講師、教育事業、さらにチャリティなどを通じ、インテリア啓蒙活動に積極的に参画することで、インテリア市場の発展に貢献しています。
英国BIIDの協会としての最も重要な役割は、会員のインテリアビジネスを、マーケティング、教育、法的な側面から実質的にサポートすることです。世界中から年間1400万件のアクセスを誇るBIIDウェブサイトでは、インテリアデザイナーやプロダクトを検索することができ、デザイナーと世界中のプロジェクトを結びます。年間50回以上を数えるCPD教育セミナープログラムや上位会員からのアドバイスセッションは、プロとしての成長を助けます。
保険システムや法律ホットライン、アカウントサポートは、メンバーのビジネスを守ります。BIIDに所属し、そのネットワークを享受することは、プロとしての強力なバックボーンとなります。
（BIIDの活動の詳細については、本国のウェブサイトをご覧ください。https://biid.org.uk）
英国では、インテリアデザイナーは弁護士や銀行家なども目指す、憧れの職業の一つです。
40年前にはまだ一般的とは言えなかったインテリアデザインは、BIIDの地道な活動により、今や世界に誇るステイタスのある仕事となりました。その活動はメンバーのボランティアワークで成り立っています。デザイナーたちのプロ意識が、協会とその活動を支えているのです。
| 2009年 | 英国大使館にて初めてのBIIDプロモーションイベントを開催。(2) |
|---|---|
| 2012年 | 英国大使館にて『ホテルデザイン』をテーマとしたBIIDプロモーションイベントを開催。(5) |
| 2014年 | 伝統工芸をテーマとしたイベントを開催。(10) |
| 2014年 | 英国大使館主催『オリンピックレガシーを伝えるイベント』に登壇。(10) |
| 2015年 | 東京、名古屋、大阪にてインテリアにおけるアートの市場拡大を目指すプロモーションイベントを開催。(16) |
| 2016年 |
|
| 2017年 | WIW主催『女性起業家インテリアデザインの活動を紹介するシンポジウム』登壇。(20) |
| 2017年 | BIID Japan Chapterが正式に発足(20) |
| 2020年 | BIID Japan Chapter Website 開設(31) |
| 会長 | 古市伸子 |
|---|---|
| 副会長 | 亀井寿子 |
| 前会長 | 沖野俊則 |
メンバーシップの応募プロセスはすべて本国BIIDにて行われます。
日本支部はリクルート活動は独自では行いませんので、メンバーシップに取得を希望される方は、
以下のリンクから本国に直接お問い合わせください。
